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NY外為市場=ドル上昇、円下落 オミクロン株巡る不安一部後退

2021年11月30日(火)07時03分

ニューヨーク外為市場ではドルが上昇。2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 29日 ロイター] - ニューヨーク外為市場ではドルが上昇。安全通貨とされる円とスイスフランは下落した。新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン」を巡る懸念が一部和らぐ中、相場は落ち着きを取り戻し、先週末の動きが反転した。

アフリカ南部でオミクロン株が検出されたというニュースを受け、金融市場は26日、大荒れとなった。外為市場では円やスイスフランの買いが膨らんだ。

世界保健機関(WHO)は29日、オミクロン株について、世界的に広がる可能性が大きいとの認識を示した。一部地域で感染者が急増し「深刻な結果」をもたらす可能性があり、グローバルなリスクが「非常に高い」とした。

バイデン米大統領はオミクロン株について「懸念すべきものだが、パニックを起こすべきものではない」と述べ、不安払拭に努めた。さらに、ロックダウン(都市封鎖)再導入はないとも言明した。

主要通貨に対するドル指数は0.2%高の96.367。26日には、1日としては5月以来の大幅な下げを記録した。

不透明性の高まりは通常、ドルへの追い風となるものの、オミクロン株を巡る状況が米連邦準備理事会(FRB)や他の主要中銀の利上げ時期に影響する可能性があるという見方から、ドルは先週末、売られる展開となった。

テンパスのFXストラテジスト兼トレーダー、ファン・ペレス氏は、コロナウイルスに「再び振り回される状況となっている」としつつも、「今回はより十分な用意が整っているようだ」と述べた。また、世界の景気回復に向けた新たな課題は「安全資産としてのドルへの恩恵になる可能性を示唆している」と指摘した。

ただ、オミクロン株を巡る状況が一段と明らかになるまで、為替相場が不安定な展開になる公算が大きいと、アナリストらは見込んでいる。

ユーロ/ドルは0.4%安の1.1271ドル。

ユーロ・ドルの1カ月物ボラティリティーは一時、昨年12月以来の高水準に達した。

ドル/円は0.2%高の113.76円。

スイスフランも対ドルで0.3%下落し、0.9244フラン。26日にはドルに対し、2016年6月以来の大幅な伸びを記録していた。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは1.2%高の5万8016ドル。

ドル/円 NY終値 113.52/113.54

始値 113.44

高値 113.95

安値 113.42

ユーロ/ドル NY終値 1.1291/1.1294

始値 1.1291

高値 1.1295

安値 1.1259

ロイター
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