ニュース速報

ビジネス

米CB消費者信頼感、11月は9カ月ぶり低水準 インフレ懸念などで

2021年12月01日(水)08時56分

コンファレンス・ボード(CB)が30日に発表した11月の米消費者信頼感指数は109.5と、前月の111.6から低下し、2月以来の低水準となった。2020年3月撮影(2021年 ロイター/Lindsey Wasson)

[ワシントン 30日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が30日に発表した11月の米消費者信頼感指数は109.5と、前月の111.6から低下し、2月以来の低水準となった。市場予想の111.0も下回った。

生活費の上昇や新型コロナ疲れが消費者信頼感への重しとなっているが、第4・四半期に成長が加速するという見通しに変更はないもよう。

インフレ高進が消費者の購買動向に影響し始めている様子が浮き彫りとなった。今後6カ月に住宅のほか、自動車やテレビ、冷蔵庫などの高額商品を購入することに消極的な姿勢が示された。供給不足やそれを受けた価格上昇が影響している可能性が高い。

一方、労働市場に対する明るい見方は維持された。職が十分とみる向きと就職が困難とみる向きとの差は46.9と、前月の43.8から拡大し、過去最大に達した。この指標は労働省が発表する失業率と相関性がある。

ムーディーズ・アナリティクスのシニアエコノミスト、ライアン・スウィート氏は信頼感指数の低下について、「支出と信頼感の関係は緩いため、短期的には懸念の要因とはならない」と指摘。「労働市場に関する消費者の見方が11月に改善したことは雇用の伸び加速を示唆し、朗報だ」と述べた。

1年先の期待インフレ率は7.6%と、前月の7.1%から上昇し、2008年6月以来の高水準となった。

ブリーン・キャピタルのシニア経済顧問、コンラッド・デクアドロス氏は「これらのデータは、一般市民のインフレ期待が抑制されなくなりつつあることを改めて示している」と述べた。

今回の調査は、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」出現前に実施された。

エコノミストはデルタ株とオミクロン株双方の影響で消費者信頼感が一段と低下すると予想しているが、第4・四半期の経済成長率については強気の見通しを維持している。

オックスフォード・エコノミクスの米金融担当チーフエコノミスト、ナンシー・バンデン・フーテン氏は「現時点でオミクロン株による成長への悪影響は軽微とみている」と指摘。「第4・四半期の実質国内総生産(GDP)成長率は7.9%、消費者支出の伸びは実質6.5%と引き続き予想している」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ

ニュース速報

ビジネス

米GM、ミシガン州のEV工場に65億ドル超投資へ=

ビジネス

米政権の経済課題は「現代のサプライサイド経済学」=

ワールド

米、中国航空4社の44便を運航停止 中国の措置に対

ビジネス

英蘭シェル、正式に社名変更 「ロイヤル・ダッチ」外

MAGAZINE

特集:2024年の全米動乱

2022年1月25日号(1/18発売)

次期大統領選で再びトランプが敗北すれば、100万人規模の怒れるアメリカ人が武装蜂起するリスクが

人気ランキング

  • 1

    1000年に1度のトンガ大噴火、これでは終わらない可能性

  • 2

    『ドライブ・マイ・カー 』がアメリカの映画賞を総なめしているワケ

  • 3

    部屋を「片付けなさい」はNG 子供の自己肯定感を伸ばす、正しい「声かけ」の方法

  • 4

    知ってた? 太陽系は「巨大な泡」の真ん中に浮かん…

  • 5

    消えた陸地、火山灰に覆われた滑走路... 衛星写真で…

  • 6

    コロナ感染で男性器の「サイズが縮小」との報告が相…

  • 7

    今も自然界と人体に「発がん物質」を残す、モンサン…

  • 8

    日本の元セクシー女優、フィリピンに遊びに行ったら…

  • 9

    「非常に珍しい」双子のアフリカゾウが見つかる

  • 10

    オタク活動に注意? 芸能人を好きになり過ぎると「知…

  • 1

    外国人同士が「目配せ」する、日本人には言いづらい「本音」

  • 2

    コロナ感染で男性器の「サイズが縮小」との報告が相次ぐ、「一生このまま」と医師

  • 3

    ブタの心臓を受けた男に傷害の前科──「もっとふさわしい人にあげて欲しかった」と、被害者の遺族は言う

  • 4

    1000年に1度のトンガ大噴火、これでは終わらない可…

  • 5

    早老症のユーチューバーが15歳で死去

  • 6

    米人気モデル、「露出し過ぎ」な服装で空港に現れて…

  • 7

    『ドライブ・マイ・カー 』がアメリカの映画賞を総な…

  • 8

    通りすがりの女性に救われた子猫は「とんでもない場…

  • 9

    知ってた? 太陽系は「巨大な泡」の真ん中に浮かん…

  • 10

    英スーパー、ソーセージを成人用として販売 客は年…

  • 1

    飛行中のステルス爆撃機が「グーグルマップ」に映り込んでいた

  • 2

    外国人同士が「目配せ」する、日本人には言いづらい「本音」

  • 3

    コロナ感染で男性器の「サイズが縮小」との報告が相次ぐ、「一生このまま」と医師

  • 4

    空手がアラブで200万人に広まったのは、呑んだくれ日…

  • 5

    ブタの心臓を受けた男に傷害の前科──「もっとふさわ…

  • 6

    1000年に1度のトンガ大噴火、これでは終わらない可…

  • 7

    日本のコロナ療養が羨ましい!無料で大量の食料支援…

  • 8

    早老症のユーチューバーが15歳で死去

  • 9

    「賃貸か、持ち家か」議論の答えは出ている

  • 10

    米人気モデル、「露出し過ぎ」な服装で空港に現れて…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

投資特集 2021年に始める資産形成 英会話特集 Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メンバーシップ登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中