ニュース速報

ワールド

森林火災のCO2排出量、シベリアなどで過去最大=EU機関

2021年12月07日(火)13時44分

欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は6日、今年はシベリアや米国、トルコなどで発生した森林火災による二酸化炭素排出量が過去最大となったと報告した。2020年8月、ロシアのオムスクで撮影(2021年 ロイター/Alexey Malgavk)

[ブリュッセル 6日 ロイター] - 欧州連合(EU)の気象情報機関「コペルニクス気候変動サービス」は6日、今年はシベリアや米国、トルコなどで発生した森林火災による二酸化炭素排出量が過去最大となったと報告した。気候変動が異常な猛火につながったという。

報告によると、今年森林火災で発生した世界の二酸化炭素排出量は17億6000万トン。これは、ドイツの年間排出量の2倍以上となる。

特にシベリアのヤクーツク地域、トルコ、チュニジア、米国西部など最も被害が深刻だった地域の一部では、1─11月としては2003年の統計開始以来最大の排出量を記録した。

コペルニクスの上級科学者マーク・パリントン氏は、「広範囲な地域で、より激しく長期の森林火災が発生している。気候変動による地域的な乾燥と気温上昇が進み、発火性と植生燃焼のリスクが高まっている」と述べた。

全世界の火災による二酸化炭素排出量は過去最大となっていないが、コペルニクスは気候変動の影響が表れるにつれ排出量は増加する公算が大きいという見解を示した。

シベリア北東部のヤクーツクでは、夏季の火災による二酸化炭素排出量が03年以来最大を記録。シベリア西部では「多数の」火災が発生し、排出量が03─21年の平均を大きく上回った。

北米では、カナダ、米カリフォルニア州、米太平洋岸北西部から約8300万トンの二酸化炭素が排出された。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ

ニュース速報

ビジネス

米政権の経済課題は「現代のサプライサイド経済学」=

ワールド

米、中国航空4社の44便を運航停止 中国の措置に対

ワールド

米19州・ワシントンでコロナ感染者減少、オミクロン

ビジネス

中国対抗と半導体投資増強の法案提出へ=ペロシ米下院

MAGAZINE

特集:2024年の全米動乱

2022年1月25日号(1/18発売)

次期大統領選で再びトランプが敗北すれば、100万人規模の怒れるアメリカ人が武装蜂起するリスクが

人気ランキング

  • 1

    1000年に1度のトンガ大噴火、これでは終わらない可能性

  • 2

    知ってた? 太陽系は「巨大な泡」の真ん中に浮かんでいる 3次元でマップ化

  • 3

    おまけ狙いの爆買い男性に106食分を売った中国ケンタッキー、当局から正式に怒られる

  • 4

    消えた陸地、火山灰に覆われた滑走路... 衛星写真で…

  • 5

    オタク活動に注意? 芸能人を好きになり過ぎると「知…

  • 6

    飼い主に高速連続パンチを見舞う子猫 ネット民から…

  • 7

    日本の元セクシー女優、フィリピンに遊びに行ったら…

  • 8

    コロナ感染で男性器の「サイズが縮小」との報告が相…

  • 9

    北京五輪には自前のスマホを持ち込むな、米加が選手…

  • 10

    北京五輪参加者に忍び寄る肛門PCR強制の恐怖

  • 1

    外国人同士が「目配せ」する、日本人には言いづらい「本音」

  • 2

    コロナ感染で男性器の「サイズが縮小」との報告が相次ぐ、「一生このまま」と医師

  • 3

    ブタの心臓を受けた男に傷害の前科──「もっとふさわしい人にあげて欲しかった」と、被害者の遺族は言う

  • 4

    1000年に1度のトンガ大噴火、これでは終わらない可…

  • 5

    早老症のユーチューバーが15歳で死去

  • 6

    米人気モデル、「露出し過ぎ」な服装で空港に現れて…

  • 7

    通りすがりの女性に救われた子猫は「とんでもない場…

  • 8

    知ってた? 太陽系は「巨大な泡」の真ん中に浮かん…

  • 9

    『ドライブ・マイ・カー 』がアメリカの映画賞を総な…

  • 10

    英スーパー、ソーセージを成人用として販売 客は年…

  • 1

    飛行中のステルス爆撃機が「グーグルマップ」に映り込んでいた

  • 2

    外国人同士が「目配せ」する、日本人には言いづらい「本音」

  • 3

    コロナ感染で男性器の「サイズが縮小」との報告が相次ぐ、「一生このまま」と医師

  • 4

    空手がアラブで200万人に広まったのは、呑んだくれ日…

  • 5

    ブタの心臓を受けた男に傷害の前科──「もっとふさわ…

  • 6

    1000年に1度のトンガ大噴火、これでは終わらない可…

  • 7

    日本のコロナ療養が羨ましい!無料で大量の食料支援…

  • 8

    早老症のユーチューバーが15歳で死去

  • 9

    「賃貸か、持ち家か」議論の答えは出ている

  • 10

    米人気モデル、「露出し過ぎ」な服装で空港に現れて…

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

投資特集 2021年に始める資産形成 英会話特集 Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
CCCメディアハウス求人情報
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メンバーシップ登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中