コラム

私的邦画論 森達也
私的邦画論 森達也

「欠点がない」のが欠点 緒方明『いつか読書する日』は熟年男女の究極の物語

<市役所に勤める50歳で妻帯者の高梨と、心に秘めた女性・美奈子。2人は高校の同級生でありながら目を合わせない。美奈子はなぜ今も独り身なのか。

2021.10.14 
私的邦画論 森達也

遊郭でほぼ完結する『幕末太陽傳』は今も邦画のベスト10に入る

<緻密なストーリーと軽快なタッチ──笑いの後にやってくるラストの疾走は、難病で他界した川島雄三監督にとって必然だったかもしれない> 『幕末太

2021.09.30
私的邦画論 森達也

深読みしても無駄? 究極的に変な映画、森田芳光『家族ゲーム』は実験とエンタメの融合作

<伊丹十三演じる父親の目玉焼きの食べ方、家庭教師を演じる松田優作の奇妙な登場シーン──意味不明なシーンだらけなのに、その全てが作品と調和して

2021.09.16
私的邦画論 森達也

『祭りの準備』黒木和雄の映画論「ドキュメンタリーとフィクションは全く違う」

<フィクションは本当にないものを全くでっち上げ、ドキュメンタリーはあるものをどうでっち上げるか──それが「決定的な違い」と黒木は語る> 黒木

2021.09.08
私的邦画論 森達也

貧富を「高低差」で描いた『パラサイト』は、黒澤明の『天国と地獄』から生まれた?

<丘の上の豪邸を見上げるスラム街の若者──『パラサイト 半地下の家族』で格差の暗喩に高低差を使ったポン・ジュノは、きっと黒澤の『天国と地獄』

2021.08.19
私的邦画論 森達也

在日への視線は変わっていない 今こそ『パッチギ!』が見られるべき理由

<宗教や国境や民族や言語は違っても、皆自分と変わらないと気付くことは、数ある映画の役目の中でも特に重要な1つだ> 北朝鮮・平壌に行ってからも

2021.07.30
私的邦画論 森達也

『東京クルド』が映すおもてなしの国の残酷な現実

<2人のクルド人青年は来日して10年以上が過ぎた今でも「不法滞在者」で、芸能活動の夢も、通訳の仕事も諦めた。作品に焼き付けられたのは、彼らの

2021.07.15
私的邦画論 森達也

『翔んで埼玉』が悔しいほど痛快な理由──ギャグとテンポ、そして実名の威力

<邦画だけでなくテレビドラマも含め、日本の表現分野はとにかく実名を隠す。実話がベースでも組織や個人の名前を姑息に変える。その点、『翔んで埼玉

2021.07.01
私的邦画論 森達也

勝新太郎の本領とすごさ──徒花的な『座頭市』はまるで勝新そのもの

<70年代中頃からテレビドラマとして放送された座頭市シリーズだが、今日の地上波で再放送できるだろうか──もしも勝新の前史がなかったらかなり難

2021.06.17
私的邦画論 森達也

『嵐電』で堪能する宇宙的時空 「行きつ戻りつ」でシンクロする映画と人生

<人を選ぶ映画であることは否定しない。テレビ放送や配信に向いている作品でもない。でもじっとスクリーンを見つめ続ければ、映画の中の時間が自分の

2021.06.04

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特集:ドキュメント 中国撤退

2021年10月19日号(10/12発売)

規制と圧力、そして始まる新・文化大革命 見切りをつけた外国企業にいよいよ撤退の兆し?

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