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ラッシャー貴子|イギリス

コロナウィルスに感染、自宅で療養しました

陽性と診断される前の日、近くまで来たからと友人が訪ねてきてくれて、玄関先で5分ぐらい話をした。彼女は個人の家を訪問するマッサージ師で、もしわたしがうつしてしまっていたら仕事にも影響するし、お子さんだって小さい。あわてて連絡をして謝ったら、「ありがとう、検査して気をつけるね。でも病気になったらなった時のことだよ。心配しないでお大事にね」というメッセージをくれて、ほれてしまった。こんな肝がすわったやさしい人になりたい。。写真iStock-YakobchukOlena

 今年最初の記事なのに、こんなタイトルですみません。でも、ついにきたのだ。コロナウィルスに感染してしまった。といっても幸いなことにとても軽症で、病院にも行かずに終われそうだ。こう見えて心配性なので、夫に疎ましがられるほど気をつけていたし、「あなたみたいに外に出ない人が罹るわけない!」と周りにからかわれてもいた。3度目のワクチン(通称ブ―スター)も11月の終わりに打っていた。そんなわたしが感染するなんて。

 この経験が何かのご参考になったら幸いです。

まずは英国のコロナ状況

 わたしの経験をお話しする前に、まずは英国のコロナ状況を簡単にお伝えしよう。

 全世界と同様、昨年12月から英国でもオミクロン株の感染が急拡大していた。感染者数はぐんぐん記録を更新して、12月31日には1日189,836人、年が明けて1月4日には218,724人という最高記録が出てしまった。昨年のクリスマスははっきりした規制がなかったので、家族で集まったところも増えたからだろう。英国全体で15人に1人、ロンドンでは10人に1人の割合で感染していた計算になるそうだ。その後は感染者が少しずつ減って、1月15日には81,725人まで下がり、ピークは過ぎたのでは? と言われ始めている。

 感染者数は日本とはまさに桁違いだけれど、ただ単純に数を比べることはできないと思っている。というのは、英国ではラテラルフロー検査(自宅でできる簡易な検査で、結果も30分で出る。以下「自宅での検査」ともいう)が無料で配られて、学校や仕事など人と会う前に検査をすることが強く勧められているからだ。検査数が多いから、陽性者が見つかる可能性もぐっと高くなるんじゃないかと思っている。それにしても多いけど!(ラテラルフロー検査を実際にやってみた記事はこちら

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国から無料で配られるラテラルフロー検査キットの箱と、検査結果が表示される検知器。キットの箱は奥が初期によく見たもの、手前は最近よく見るもの、最近はまた違う種類も出てきている。右の方の検知器は、陽性になった時の記念すべきもの。赤い線が2本入っている。検査キットは郵送でも薬局でも簡単にもらえるはずなのだけど、自主的な検査数が急増したせいか、年明けぐらいまでとても手に入りにくかった。この数日でやっと注文できるようになったものの、今後は有料になるという話も出始めている。さて、どうなるだろう。筆者撮影

 昨年の12月からはコロナに感染したという話を身近にずいぶん聞くようになって、オミクロン株の急拡大を肌で感じていた。わたしが感染したことを話した時も、日本の家族や友人はひどく心配してくれたけれど(驚かせてごめんなさい)、こちらの家族や友人は、体調を気遣ってくれつつ、たいてい冷静で、「ついに順番が来たね、次はぼくの番かも!」という冗談を何度か聞いたほどだった。

 それでも、イングランドでは12月に飲食店やナイトクラブを閉めず、ワクチンを打って、積極的にラテラルフロー検査をして、経済のためにも「気をつけて」外出、外食しようと呼びかける程度だった。気をつける基準があいまいだったので、戸惑う人も多かったけれど。

 年が明けて感染者数が減ってきた今は、イングランドより厳しかったウェールズなどの規制も緩められ始めた。英国全体での12歳以上のブースター接種率は現在、63.1%。

いよいよ感染

 では、わたしはいつどこで感染したか。空気感染もあるということだから、正確にはわからないけれど、やっぱりクリスマスじゃないかと思っている。わが家では結局、夫の娘の家に集まったのだ。あまり気乗りはしなかったのだけど、パパ大好きな娘が張り切って、「タカコは気になるんでしょ、ちゃんと気をつけるから」とまで言ってくれたので断れず。一応、自宅の検査で陰性を確認してから出かけた。

 12月25日に集まったのは全部で8人。会えばもちろん楽しくて、久しぶりに近況を話したり、プレゼントをわいわい開けたりと、よい午後だった。娘の配慮で換気のために窓をずっと開けていたので、寒くて風邪をひくかと思ったけれど。

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著者プロフィール
ラッシャー貴子

ロンドン在住15年目の英語翻訳者、英国旅行ライター。共訳書『ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険』、訳書『Why on Earth アイスランド縦断記』、翻訳協力『アメリカの大学生が学んでいる伝え方の教科書』、『英語はもっとイディオムで話そう』など。違う文化や人の暮らしに興味あり。世界中から人が集まるコスモポリタンなロンドンの風景や出会った人たち、英国らしさ、日本人として考えることなどを綴ります。

ブログ:ロンドン 2人暮らし

Twitter:@lonlonsmile

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