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NY外為市場=ドルに安全買い、週足では5月初旬以来の大幅下落

2021年07月31日(土)06時36分

7月30日、ニューヨーク外為市場では株安を受けドルが他の安全通貨とともに上昇した。ただ今週は米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長のハト派な発言を受け、約1カ月続いたドルの上昇が腰折れ。週初からの下落率は5月初旬以来の大きさなった。写真は2009年11月撮影(2021年 ロイター/Rick Wilking)

[ニューヨーク 30日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、株安を受けドルが他の安全通貨とともに上昇した。ただ今週は米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長のハト派な発言を受け、約1カ月続いたドルの上昇が腰折れ。週初からの下落率は5月初旬以来の大きさなった。

終盤の取引で主要6通貨に対するドル指数は0.32%高の92.181。ただ週初からは0.77%下落。週間としての下落率は5月第1週以来の大きさとなった。

この日の株式市場は下落。アマゾン・ドット・コムが前日、売上高の伸びが今後数四半期にわたって鈍化するとの見通しを示したことや、新型コロナウイルスのデルタ変異株の急速な感染拡大のほか、中国政府によるハイテク部門と教育部門に対する規制強化への懸念が重しになった。

BKアセットマネジメントのマネジング・ディレクター、キャシー・リエン氏は「1年の中で8月が金融市場にとり最も過酷な月になる傾向が強い」とた上で、「デルタ変異株や中国の先行き不透明性を巡る懸念が払拭されない中、市場は神経質になっており、株式相場の調整が長引くとの思惑も出ている。こうした中、ドルに安全買いが入った」と述べた。

安全通貨と見なされる他の通貨も買われ、円は0.26%、ノルウェークローネは1.27%上昇。

セントルイス地区連銀のブラード総裁の発言もドルの押し上げ要因になった。ブラード総裁は、FRBは今秋にテーパリング(量的緩和の縮小)を開始すべきとし、債券購入プログラムを来年初頭に終了させ、必要に応じて来年中の利上げ実施を可能にするために「かなり速いペース」で縮小することが望ましいとの考えを示した。

ユーロは対ドルで0.26%安。ただ、1カ月ぶり高値近辺にとどまっている。欧州連合(EU)統計局が発表した第2・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は、前期比2%増、前年比13.7%増で、市場予想を上回った。

中国人民元は27日の下落をほぼ回復し、1ドル=6.4660元。

リスク資産と見なされる豪ドルとニュージーランドドルは下落。ただ2週間ぶり高値近辺にとどまっている。

暗号資産(仮想通貨)のビットコインは3%下落し、6月中旬以来初めて4万ドルを割り込んだ。

ドル/円 NY終値 109.70/109.73

始値 109.59

高値 109.82

安値 109.60

ユーロ/ドル NY終値 1.1870/1.1872

始値 1.1900

高値 1.1904

安値 1.1852

ロイター
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