コラム

アメリカ人は東京五輪の開催をどう考えている?

2021年05月22日(土)15時15分

五輪の女子体操で史上最も成功したアスリートの1人シモーネ・バイルズ(アメリカ)でさえ、大会参加に強い意欲を示し、求められることは何でもすると言っている。他のアスリートたちも同様だろう。五輪に出なければ、キャリアとレガシーが台無しになる。

大会が中止になれば、日本の権力者たちのレガシーも失われることになるだろう。2013年の招致活動時、日本は開催費用を73億ドルとしていたが、現在の公式発表では約160億ドル前後。関係者の間では300億ドル近い費用がかかると言われている。過去の夏季五輪の2倍以上の金額だ。

WHO(世界保健機関)が新型コロナをパンデミックに認定したのは2020年3月。その16 カ月後になって五輪を中止するのは、感染拡大を防げなかったことを認めるのと同じだ。

しかも、この大会のために10年がかりで取り組んできた努力が水の泡になる。人間心理の面から見て、受け入れ難い選択だろう。

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サム・ポトリッキオ

Sam Potolicchio ジョージタウン大学教授(グローバル教育ディレクター)、ロシア国家経済・公共政策大統領アカデミー特別教授、プリンストン・レビュー誌が選ぶ「アメリカ最高の教授」の1人

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