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NYで生きる!ワーキングマザーの視点

ベイリー弘恵|アメリカ

アメリカでフェムテックブーム!米理学療法士から学んだ膣トレをオンラインクラスで

©iStock

結婚した夫はゲイでした」ご自身のエッセイをアマゾンのデジタル書籍で出版した鉢尾秋代さんにお話をうかがいましたが、前回につづいて。今回は、秋代さんが行っている膣トレについてのお話。ここ数年アメリカではフェムテック※1がブームで、ドラッグストアにも普通に女性用のマッサージグッズが売っています。まずは秋代さんの膣トレのお話の前に、なぜ膣トレを始めたかについても語っていただきました。

──お子さんは、ご両親がカミングアウトしていることに対してどういう反応なのでしょうか?

子供たちは、生まれたときから、父親がゲイだって知っていたようなものです。サンフランシスコに住んでいる子供たちにとっておじいちゃん代わりのような存在の叔父もゲイでした。彼は、元夫のすぐ下の弟で、同じ父親です。お母さんの新しい相手とできている弟のほうもゲイ。

──お子さんが生まれてからは、ほとんど夫婦の営みがなかったそうですが?

そうなんです10年以上も夫婦の関係はなくて。私が日本に里帰りしている間に、元夫は別の男性と付き合っていたんです。

だからか、わりと早くに尿もれが始まったりして。くしゃみした勢いで、尿がでることもあったり。それでアメリカ人の専門の理学療法士に相談して、膣トレ(膣のトレーニグ)というものを教わりました。60歳だったので、遅いでしょうか?と聞いてみたら、92歳の患者さんもいると言われました。もちろん彼女も膣トレの効果があって尿もれしなくなったそうです。

──どういうトレーニングをするんですか?

説明をするよりも、見ていただくほうがいいのですが。私の実物を見せるわけにはいかないので。実際に、女性器の形をしている男性用のおもちゃを使って皆さんには、トレーニングの方法を説明しています。おもちゃは、「モモちゃん」って名付けています。最初は、友達にだけ教えていたのですが、今では、いろいろな人から問い合わせがくるので、オンラインでクラスをやっているんです。

膣トレをやっていないころは、膣の中が乾いて、性行為のときにヒリヒリして痛いこともありました。だからローションは、欠かせなかったのですが。今は、ローションもいらないほどです。

膣トレは、自分自身の女性の性を目覚めさせるのです。自分の大切な部分をいとおしむ。セルフ・プレジャー(自己の喜び)はとても大切で、マッサージをすることによって潤いがでてくるんです。私の膣トレのクラスを受けてくれた方からは、「膣トレ後に、性に対する欲求がでてきた」と評判です。レディースコミックなどを見て、自分を若返らせてるというお話も聞きます。自分のほうからご主人に求めることができるようになったそうです。

──実際に、理学療法士の先生からはどんなことを学んだのですか?

バイオフィードバックという機器を使うのですが。タンポンのような形の検知する部品を腟内に挿入して、膣が収縮すると、どういう風に筋肉が使われてるのか見えるようになっています。先生が指を入れて、実際に1番、2番、3番というような位置を決め、順次、力を入れるトレーニングをします。自分の内部の筋肉を鍛えて、まず自分の身体とのカンバセーション(会話)を行うのです。

膣の内部を鍛えるのに、私はヒスイでできている卵のような形をしている重りを持っていって、「これを使ってみても?」と先生に聞いてみたら、ちょっと驚いて目を丸くしてましたが、OKってことでした。膣トレ用のウエイトも様々なものが今はあるようです。潤いのために使うオイルには、白ごまが一番オススメです。ココナッツオイルやオリーブオイルよりも、オーガニックなごま油がいいんです。オイルを膣の中に入れると、粘膜からの吸収はとても早いのですが、ごま油は安全性が確立されているんです。粒子がとても細かいので、粘膜を傷つけないそうです。粒子が大きなものは、腟内を傷つけるため注意が必要です。

私も、膣トレの成果を試すために、フィードバックくれる相手がいるといいなぁ〜というのが、今の目標です。

──女性同士でそういった行為を行う場合ってどんな感じなのですか?

60歳過ぎても、やるきまんまんの人もいれば、そんな話も聞きたくもないって人もいるし、一晩中手をつないでるだけでいいのって人も、性に対する欲求は人それぞれですよね。それは、異性間でも同性でも同じです。

私は、最初にレズビアン・セックス・ブックという、女性同士のためのテクニックが書かれた本があるのですが、それを買って学びました。レズビアンでは、バイブレーターは必需品ですね。色々なおもちゃを試しましたが、マジックワンド(某日系メーカーのもの)に助けられました。これが一番いいかもしれません。これまでにもヘビーユーザーだからか、何台壊したことか。

──女性同士の性行為というものの時間は?

女性同士の快楽は、永遠なのですよね。9時に二人でベッドに入って、1時間から1時間半、また夜中に起きて、午前3時からってこともありました。ストーンブッチといって、自分には絶対に触らせない女性もいますが、元カノはブッチでも、スイッチする人だったので、ギブ・アンド・テイクでした。

──いやはや膣トレそのほか、とても勉強になりました。

女性の生理が終わると、子供を生むという縛りから開放されるわけで、女性が本来持っている創造性をどこへ使えばいいの?って色々なことを始めることができるのです。サバイバルというよりも、むしろエネルギーがみなぎってくるのはいいことです。

※1
フェムテック」はFemale(女性)とTechnology(技術)を掛け合わせた造語で、女性が抱える様々な悩みをテクノロジーによって解決に導く商品やサービスを指します。 また「フェムケア」は、Feminine(女性の)とCare (ケア)を掛け合わせた造語で、女性の体や健康をケアする商品やサービスを指します。Google検索より

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©NY1page.com LLC  ZOOMで取材中の秋代さんと筆者
【関連リンク】
膀活中の昭和乙女集まれ(鉢尾秋代さんが行っているオンラインクラス)
鉢尾秋代さんが書いたエッセイ「結婚した夫はゲイでした
しあわせな家庭を求めて結婚、赤ちゃんを授かりまさに臨月、出産直前という時に
「実はボクはゲイなんだ」と告白してきた夫!?
その後、レズビアン、バイセクシャルと人生を謳歌する秋代さんのカミングアウト・エッセイ。
著者の秋代さんはサンフランシスコ在住で多くのLGBTQ+の人たちと交流を持ち
相談に乗ったり、そのご家族の方たちへアドバイスを送るなど、支援活動を展開中。

 

Profile

著者プロフィール
ベイリー弘恵

NY移住後にITの仕事につきアメリカ永住権を取得。趣味として始めたホームページ「ハーレム日記」が人気となり出版、ITサポートの仕事を続けながら、ライターとして日本の雑誌や新聞、ウェブほか、メディアにも投稿。NY1page.com LLC代表としてNYで活躍する日本人アーティストをサポートするためのサイトを運営している。

NY在住の日本人エンターテイナーを応援するサイト:NY1page.com

ブログ:NYで生きる!ベイリー弘恵の爆笑コラム

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