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スタートアップ超大国 インド~ベンガルールからの現地ブログ~

永田賢|インド

ロックダウン緩和後の日常@ベンガルール

iStock

さて、本寄稿でも何度かベンガルールにおけるロックダウンについて触れてきましたが、6月になってロックダウンが緩和されて徐々に経済活動ができるようになってきたのかなぁという印象です。

ただ、報道や規制内容を見るに、ロックダウンそのものが終わったというわけではなく、緩和されて続いていると解釈した方がよさそうです。

[過去のロックダウン関連の記事]

コロナ第二波に伴うベンガルールでのロックダウン発動|スタートアップ超大国 インド~ベンガルールからの現地ブログ~|World Voice|ニューズウィーク日本版 (newsweekjapan.jp)

コロナ第二波に伴うベンガルールでのロックダウン発動:その2|スタートアップ超大国 インド~ベンガルールからの現地ブログ~|World Voice|ニューズウィーク日本版 (newsweekjapan.jp)

インドにおけるリビングウィズコロナの日常:食品デリバリーサービスその2|スタートアップ超大国 インド~ベンガルールからの現地ブログ~|World Voice|ニューズウィーク日本版 (newsweekjapan.jp)

現状の規制については以下の通りとなっております。

体感、夜9時までは酒類の出るレストランで飲み食いでき、深夜帯は対応可能なところがデリバリーしているような感じです。

カルナータカ州における新型コロナウイルスの感染状況等に鑑み、カルナータカ州政府は、7月19日午前6時をもって、州全域におけるロックダウンを以下のとおり緩和する内容のガイドラインを決定しました。

1 夜間外出禁止令の時間帯を午後10時から翌午前5時までとなります。

2 州内のすべての店舗、レストラン、モールは、厳しい感染対策を講じた上で営業を認められます。 

3 劇場、映画館及び類似の施設については、入場者を着席定員の50%以内に絞ることを前提に営業開始が認められます。

4 カルナータカ州高等教育省管轄の大学及び研究所の開所が認められます。

5 パブ、プール、複合スポーツ施設、スタジアム、上記3を除く教育施設については引き続き閉鎖し、各種集会は引き続き禁止されます。

6 外出禁止時間におきましても、以下の活動は引き続き認められています。
(1)医療及び緊急のサービス(PCR検査、ワクチン接種を含む)
(2)患者及びその付き添い者による緊急治療のための病院来院
(3)すべての物品の宅配、電子商取引
(4)電車、バス、航空機による長距離の移動(鉄道駅、バスターミナル、空港への移動については、渡航文書(パスポート等)及びチケットの提示により認められます)

引用元:外務省 海外安全ホームページ|新型コロナウイルス(カルナータカ州におけるロックダウン緩和) (mofa.go.jp)

街中の各シーンを見てみると、活気を取り戻してきたと言ってもいいでしょう。

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(大型モール内のフードコート、休日で混雑している。筆者7月上旬に撮影)

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(ベンガルール街中、土日の渋滞、筆者7月下旬撮影)

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(ベンガルール郊外でのワイナリーツアー、見学スロットが満員となっている様子、筆者7月下旬撮影)

感染者数についても統計を見てみましょう。

まず、陽性者数ですが、4~5月は日に40万人レベルの数値だったのに、今では4万人台と数自体は落ち着いてきた印象を受けます。

[インド全土での陽性者数推移]

引用元:Coronavirus Outbreak in India - covid19india.org

ベンガルールも数値が落ち着いてきており、単純比較だと東京都よりも状況は良いのかと思案してしまうほどです。

東京都 新型コロナ 4058人感染確認 過去最多 初の4000人超 | 新型コロナ 国内感染者数 | NHKニュース

[ベンガルール都市部の陽性者数推移]

引用元:Coronavirus Outbreak in Karnataka - covid19india.org

[ワクチン接種状況@インド全土]

引用元:Coronavirus Outbreak in India - covid19india.org

一回目のロックダウン(2020年3月~5月中頃)、二回目のロックダウン(4月末~6月中旬)と展開されてきましたが、感染者全体の増減幅を示した図は以下となります。

[インドの過去1年半の感染者数推移]

引用元:India COVID: 31,613,993 Cases and 423,842 Deaths - Worldometer (worldometers.info)

過去を振り返り、「なぜ感染者が増えたのか」をやや後付けで整理してみると、祭事等で人が密になる機会が多くなったことが挙げられるかもしれないです。

第3波を想定するとしたら、かなりベタですが、祭事イベント前後の人の流れがファクターになるのではないかというのが個人的な感想です。

*例年、水掛け祭(ホーリー)には人が殺到します。

[参考:インドの祝祭日]

引用元:祝祭日 | インド - アジア - 国・地域別に見る - ジェトロ (jetro.go.jp)

上記の図を見てみると、8月にインド独立記念日、イスラム新年、10月~11月にヒンドゥー祭事と、めでたい祭事が続きます。

ただ、今回第3波について想定する際には、ワクチン接種の前提も考慮しなければならないので、感染爆発は抑制されると想定されますが、油断はできないです。

個人的には、1) 物資は全てデリバリーサービスでなんとかなる 2) ワクチンを2回打ったので、万が一感染しても症状は緩和されるはず 3) 再度ロックダウンになってもフルリモートで全部済ませる、で対応しようと思案しています。

まずは、8月15日(日)「インド独立記念日」にモディ首相がどんなメッセージをインド国民に対して表明するのか気になるところです。

例年、独立記念日には首相が演説を実施して、インドをどのようにしていくか指針を発表するので、2年目を迎えたCOVID19との戦いをどのように進めていくのかが恐らく聞けるでしょう。

引き続き油断せず、安全第一で現場から情報発信していきます!

 

Profile

著者プロフィール
永田賢

Sagri Bengaluru Private Limited, Chief Strategy Officer。 大学卒業後、保険会社、人材系ベンチャー、実家の介護事業とキャリアを重ね、2017年7月に、海外でのタフなキャリアパスを求めてYusen Logistics India Pvt. Ltdのベンガルール支店に現地採用社員として着任。 現地での日系企業営業の傍ら、ベンガルールを中心としたスタートアップに魅せられ独自にネットワークを構築。2019年4月から日系アグリテックのSAgri株式会社インド法人立ち上げに参画、2度目のベンガルール赴任中。

Linkedin: https://www.linkedin.com/in/satoshi-nagata-42177948/

Twitter: @osada_ken

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